ご無沙汰しています

  • 徳田雅彦
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  • 2017/07/05 (Wed) 23:02:06
お久しぶりです。
ずーと以前にNewton力学的一般相対論について紹介させていただきましたが、覚えていただいていますでしょうか?

今年度も科学基礎論学会で発表した研究の要旨を紹介させていただきます。
内容はNewton力学的一般相対論の統一場理論を使って素粒子の散乱計算を行ったものです。
良かったら覗いてみてください。
http://www.phsc.jp/dat/rsm/20170522_18A1.pdf

Re:ご無沙汰しています

  • KENZOU
  • 2017/07/06 (Thu) 15:55:06
こんにちは,徳田さん。

学会発表の研究要旨を拝見しました。Newton力学的一般相対論(Tokuda理論)の研究も着実に進展しているようです,そのご努力に敬意を表(ひょう)します。

>量子論の確率解釈やSpinの概念がなくても素粒子論を議論できる事を示している。

今後の理論の発展が楽しみです。

ところでTokuda理論のイントロから現在までの成果をレビューしたレポートをアップされるご予定はないのですか。研究が忙しくってそれどころではない。。。かもしれませんが,一般に公開することでいろいろ刺激を受けるかも知れません。もっとも,これは余計なお節介で,気になされないでください。

次はどのような成果が生まれるのか楽しみにしています。

ご返答ありがとうございます

  • 徳田雅彦
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  • 2017/07/06 (Thu) 22:35:15
>研究が忙しくってそれどころではない

いいえ常に行き詰まっていて、ボーとしているか、素粒子の標準模型の勉強にいそしんでいるかのどちらかです。

ちなみにイントロについて論文にまとめましたが、跳ねられました。

>次はどのような

今のテーマは、
①重力波
②Newton力学的一般相対論の統一場理論による電磁場の量子化
③質量の起源
です。
①については測地線の方程式から近似計算(第2種クリストッフェル記号を第1種に近似)ですが、Maxwell方程式を導出しました。
これから時空の性質としてMaxwell方程式が成り立つことが分かりました。

②では、縦波やスカラー波を自然な形での量子化を狙っているのですが、Newton力学的一般相対論の統一場理論でもこれらはかなり扱いにくいようです。行き詰まっています。

③についてのアイデアはいくつかあるのですが、まださわりもできていません。
一番困っているのは、湯川ポテンシャルをNewton力学的一般相対論の統一場理論に組み込めたのですが、そのときに導出されるエネルギー・運動量テンソルが複雑な式になって使い物にならないところです。

Re: ご無沙汰しています

  • ISHIKAWA,Hiroichi
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  • 2017/10/06 (Fri) 09:22:25
 はじめまして.表層的に科学が好きというだけの者です.

 比較的簡単な計算方法が使え,明確に良い近似ではあっても物理的に直感的なイメージを持てる数学モデルは役に立ちますね.詳細さの階層という視点での評価は,このように美しさを保っている理論に与えられるべきかと個人的には思っています.
 ちなみに,静電磁場の記述はNewton力学的一般相対論による補正がとてもうまく機能する,と解釈して良さそうだと思い込みました.量子化学でのポテンシャルに適用すると計算機で計算負荷を極端に増大させずにより細かい事が議論できるようになるのかな?などと量子化学をちょこっと齧って理学修士をもらってしまったので妄想しました.わたくしがまったく学んでいない密度汎関数法とかに適用すると化学物質のより詳細な状態を計算できるコンピュータプログラムを開発できるかもしれないという妄想もしました.
 いろいろ利用してくれる方々が増えるといいですね.便利そうだ,というのをわたくしが広める片棒を担ぐには,さほど難しくないとは言っても,ちっとも理解していないNewton力学的一般相対論を正しく理解して,徳田氏が発表した計算を辿れるぐらいにしないとダメです.
(投稿前に、内容をプレビューして確認できます)