ご無沙汰しています。
今年も科学基礎論学会で発表しました。
タイトルは「Newton力学的一般相対論の統一場理論による質量の起源」です。
今回の目玉は
①中間子の質量が実験値とほぼ一致したこと
②中性子のβ崩壊の時間(約15)が実験値とほぼ一致したこと
です。
よかったらご笑覧ください。
次のテーマは磁気モーメントを幾何学構造に含めて、できればスピン軌道相互作用まで導出することです。
SHIKAWA,Hiroichi様へ
コメントありがとうございます。
全く気づきませんで、申し訳ありませんでした。
さて、
>明確に良い近似…
Newton力学的一般相対論およびその統一場理論は基本的に近似ではありません。ただ、結果の式は通常の一般相対論と同様に非線形方程式になるので、最終的には近似計算になりますが…
例えば水素様原子の微細構造などです。近似を緩めて計算したのが上記の内容になります。
>量子化学でのポテンシャルに適用する…
Einsteinは量子力学の完成には統一場理論が必須と言ったそうですが、私の研究もそれに沿っています。この微細構造の式はNewton力学的一般相対論の統一場理論で導いたもので、基本的に古典論です。そしてそれは結果的にゾンマーフェルド模型と一致します。
これが実は量子力学的であるということを主張しています。そのために量子力学を再解釈する必要があります。私はこれを場の量子論かを古典化した波動場の量子力学を考えています。参考にしたのは
宮沢弘成 「場の量子論と新量子物理学」 工学院大学講演ノート
http://www.miyazaw1.sakura.ne.jp/papers/fieldnewqp2.pdf
です。宮沢氏はこれを「新量子物理学」と言っています。その中に
Bohr模型について「電子を波とするならば、この条件は波が一回りして戻ったとき位相が合っている、つまり場が一価関数であるという当たり前の式なのである。」と述べています。
なお、宮沢氏は量子力学は古典物理であり、本来の量子物理は場の量子論と述べています。