ご回答ありがとうございます。
「ガウス波束とそのダイナミクス」読ませていただきました。
>これは多数の光子状態の重ね合わせで揺らぎが相殺されることからきています。
やはり重要なのは光子状態の重ね合わせであり、光子100個で確定している「Φ_{100}」と、確定していな
い「Φ_{0} から Φ_{100} を重ねた状態」とは別なんですね。
>なお、コヒーレント状態とは多数の光子の位相が揃った状態のことですが、ここでは特に気にする必要もないですね。
「ここでは特に気にする必要もない」というのはどういう意味でしょうか? 正弦波的な振動はコヒーレント状態なのですよね?
>存在しないというか、そのような状態はどのような実験で観測可能量となるでしょうか。
多数の光子を発射するような状態では「ある大きな数 ± ある程度の数」の光子を観測する確率が高いと思い、Φ_(150}±50 を足し合わせるというような考えをしてしまっていました。
しかしよくよく考えてみると Φ_{0} や Φ_{1} の状態が全く含まれていないのもおかしいと思いはじめました。
KENZOUさんの回答を頂いたあと、さらに件の PDF を見ながら考えていると、また疑問が湧いてきたのですが、24ページの図の縦軸が Φ_{n} となっていて、さらに平均光子数に対応した「9」「100」という目盛りが打ってある(そしてそれぞれ電場の振幅の2乗でもある)のは何故でしょうか?
私は縦軸は確率密度だと思っていて、同様の状態を動画にしたと思われるウィキメディア・コモンズの下記ページのアニメーションでも、確率と説明されていると思うのですが。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:QHO-coherentstate1-animation-color.gif